6月28日(土)
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画竜点睛(がりょうてんせい)
(意味)最後に大切な部分に手を加えて仕上げをすること。
出典:歴代名画記
『南北朝の時代、南朝の りょう梁 に”張僧ヨウ”という名画家がいました。あるとき彼は、 きんりょう金陵 (現在の南京)の安楽寺の壁に竜を描くことを頼まれ、4匹の白い竜の図を描きました。その竜は、今にも壁を突き破って天にも昇りそうな勢いがあり、見る人すべて息を飲みましたが、不思議なことに、瞳が描き入れられていませんでした。
不思議に思った人々が彼に理由を尋ねると、彼は、「もし瞳を入れたら、竜が天に飛んでいってしまうからだよ。」と言いました。しかし、人々は信じることができずに、是非、瞳を描き入れるように彼に求めました。
そこで仕方なく彼が4匹のうち2匹に瞳を入れると、たちまち稲妻が走って、壁が壊れ、2匹の竜は雲に乗って天に飛び去ってしまったのです。あとには瞳を入れなかった2匹の竜だけが残ったそうです。ちなみに、”点睛”とは、瞳を描き入れることです。』
とインターネットで紹介されていました。